当サイトの記事は、王立カナダ造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業など地金商の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・金貨の価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
10年くらい前にもらったメイプルリーフ金貨があります。あの頃と比べて、価格ってどれくらい変わったんでしょう?
田中貴金属の公表データを使えば、10年前からの動きを自分で確かめられますよ。見る時のコツも一緒にお話ししますね。
メイプルリーフ金貨の価格推移、気になりますよね。
結論から言うと、金貨の価格は金の価格に沿って動くので、推移は田中貴金属工業が出している金の価格のデータで追うのがいちばん確かです。
この記事では、推移のグラフや表の見つけ方と、読み間違えやすいところを順番に見ていきます。
なお、ここでは過去の動きを確かめるだけで、この先の価格の予想はしません。
結論から言うと、金貨の推移は「金の価格の推移」で見ます
メイプルリーフ金貨は純度99.99%の金でできていて、価格は金の価格×金の重さが土台です。
そのため、金貨の価格の変動は、金の価格の変動とほぼ同じ向きに動きます。
実際に、2026年10月20日17:00の田中貴金属の公表値で比べてみますね。
メイプルリーフ金貨1オンスの店頭買取価格は692,758円で、重さ31.1035gで割ると1gあたり約22,273円です。
同じ時刻の金地金の店頭買取価格は22,773円/gでした。
『金貨と金地金で、ほとんど同じなんだ』と感じた方も多いはずです。
1gあたり数百円の差はあっても、金の価格が動けば金貨の価格も同じように動く、ということなんです。
金貨と金地金は、同じ時刻に価格が出ます
田中貴金属の相場ページでは、金地金の価格と金貨の価格が、どちらも営業日の9:30と14:00に公表されます。
金の価格が動いた日は、同じタイミングで金貨の価格も書き換わる、と考えると分かりやすいですよ。
金貨そのものの長い推移表は見つけにくい
田中貴金属の推移ページで長い期間をさかのぼれるのは、金地金の価格です。
金貨の価格はその日の相場ページの「コイン価格」タブに出ていますが、何年分もの推移表としては見当たりません。
だからこそ、長い期間の動きは金の価格で見るのが近道です。

価格推移のグラフはどこで見られる?
推移のグラフって、どこを開けば出てくるんですか?
田中貴金属のサイトに、期間ごとの推移ページが4つありますよ。見たい長さで選んでみてください。
田中貴金属工業が公開している金価格の推移ページを並べると、こうなります。
| 見たい期間 | ページ | 載っている数字 | 税込・税抜 |
|---|---|---|---|
| 過去1か月(グラフ) | 日次の推移 | 9:30公表の店頭小売価格のグラフ | 税込 |
| 過去1か月(表) | 過去1か月の日次表 | 9:30公表の店頭小売価格と店頭買取価格 | 税込 |
| 過去5年 | 月次の推移 | 月ごとの最高・最低・平均 | 参考小売価格(税抜) |
| 1973年から | 年次の推移 | 年ごとの最高・最低・平均 | 参考小売価格(税抜) |
日次の表では、期間の中でいちばん高い日が赤字、いちばん安い日が青字で示されています。
日次のグラフは、期間を指定して表示することもできます。
グラフを読む時に押さえておきたいこと
日次のグラフは「土日・祝日を除く9:30公表の店頭小売価格」の推移です。
つまり、その日の14:00以降に価格が変わっても、グラフの点は9:30の数字のままなんです。
月次の平均の出し方も、途中で変わっています。
田中貴金属は、2025年7月以降は月内の営業日の全価格を平均していると説明しています。
2025年6月以前は、同じ日に価格を変えた日があれば、変更前と変更後の平均をその日の価格にしていました。
細かい違いですが、月平均を何年分も並べる時は、こうした前提があることを知っておくと安心です。
どのページから見ればいいか
- 売る日を決めたい時は、過去1か月の日次表を見る
- ここ数年の動きを知りたい時は、月次の推移を見る
- もらった頃や買った頃と比べたい時は、年次の推移を見る
- 今日の金貨1枚の価格は、相場ページの「コイン価格」で見る
迷ったら、まず過去1か月の日次表から開いてみてください。買取価格も並んでいるので、売る人にとっていちばん身近な数字が見られます。
今日の価格の読み方は、今日の買取価格を調べる方法で詳しく紹介しています。
10年で見ると、金の価格はどう動いた?
ここが多くの方が知りたいところですよね。
田中貴金属の年次の推移ページから、2015年から2025年までの年平均を抜き出してみます。
| 年 | 年平均(参考小売価格・税抜・円/g) |
|---|---|
| 2015 | 4,564 |
| 2016 | 4,396 |
| 2017 | 4,576 |
| 2018 | 4,543 |
| 2019 | 4,918 |
| 2020 | 6,122 |
| 2021 | 6,402 |
| 2022 | 7,649 |
| 2023 | 8,834 |
| 2024 | 11,718 |
| 2025 | 17,302 |
2015年の4,564円と2025年の17,302円を比べると、10年で約3.8倍になっています。
2015年から2019年までは4,000円台で横ばいに近く、2020年以降に上がり方が大きくなっているのが分かります。
1オンス分の重さに当てはめると
この年平均に、1オンスの重さ31.1035gを掛けてみますね。
金地金の参考小売価格(税抜)の年平均に重さを掛けた計算値です。
金貨の買取価格そのものではなく、金の量で見た値段の変わり方をつかむための目安です。
| 年 | 年平均(円/g) | ×31.1035g(計算値) |
|---|---|---|
| 2015 | 4,564 | 約141,956円 |
| 2020 | 6,122 | 約190,416円 |
| 2025 | 17,302 | 約538,153円 |
10年前にもらった1オンスの金貨なら、金の量で見た値段は大きく変わっている、ということになります。
ただ、この数字で今売れるわけではありません。
今の金額は、売る日の公表値やお店の価格で確かめてみてください。
1年の中の幅も年によって違います
年次のページには、年ごとの最高と最低も載っています。
| 年 | 最高(円/g) | 最低(円/g) | 最高と最低の差 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 13,784 | 9,472 | 4,312円 |
| 2025 | 22,844 | 13,433 | 9,411円 |
2025年は、同じ1年の中で最高が最低の約1.7倍でした。
年平均だけを見ていると、こうした1年の中の上下は見えにくいですよね。

ここ1年の動きと、1日の中の変動
『10年では上がったのは分かった。でも最近はどうなの?』という声も聞こえてきそうです。
月次の推移ページから、ここ1年分を抜き出してみます。
| 月 | 最高 | 最低 | 平均 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月 | 21,246 | 18,348 | 19,836 |
| 2025年12月 | 22,844 | 21,053 | 21,716 |
| 2026年1月 | 27,499 | 22,265 | 24,292 |
| 2026年2月 | 26,314 | 22,989 | 25,137 |
| 2026年3月 | 27,550 | 21,720 | 25,116 |
| 2026年4月 | 24,907 | 23,616 | 24,396 |
| 2026年5月 | 24,243 | 22,582 | 23,560 |
| 2026年6月 | 23,549 | 20,894 | 22,137 |
| 2026年7月 | 21,949 | 20,964 | 21,479 |
| 2026年8月 | 24,114 | 20,568 | 22,660 |
| 2026年9月 | 23,060 | 20,987 | 21,953 |
単位は円/gで、参考小売価格(税抜)です。
実は、1か月の中でも動きはかなり大きいんです。
例えば2026年3月は、最高27,550円と最低21,720円で、同じ月の中に5,830円の幅がありました。
1か月でそんなに動くなら、売る日によってけっこう変わりそうですね。
そうなんです。だからこそ、売る直前に日次の表で直近の動きを見ておくと、落ち着いて決められますよ。
直近の1週間ほどの日次の数字
| 日付(2026年) | 店頭小売価格(税込・円/g) | 店頭買取価格(税込・円/g) |
|---|---|---|
| 10月13日 | 23,487 | 23,130 |
| 10月14日 | 23,469 | 23,113 |
| 10月15日 | 23,276 | 22,919 |
| 10月16日 | 23,405 | 23,049 |
| 10月19日 | 23,488 | 23,131 |
| 10月20日 | 23,360 | 23,004 |
どれも9:30公表の値です。
買取価格で見ると、10月15日の22,919円と10月19日の23,131円で、数日のうちに1gあたり212円の差が出ています。
1オンスの重さに当てはめると約6,594円の差で、金貨1枚でも数千円単位で動くことが分かります。
1オンス以外のサイズだと、どれくらいの差?
さっきの1gあたり212円の差を、ほかのサイズの重さに当てはめてみます。
| サイズ | 重さ(田中貴金属の表記) | 212円/g×重さ(計算値) |
|---|---|---|
| 1/2オンス | 15.5517g | 約3,297円 |
| 1/4オンス | 7.7758g | 約1,648円 |
| 1/10オンス | 3.1103g | 約659円 |
小さいサイズほど金額の差は小さくなりますが、何枚もまとめて売る時は合計で見ると差が広がります。
推移を見る時に気をつけたい3つのこと
年次・月次の表は「税抜の参考小売価格」で、日々の店頭価格は「税込」です。
同じ表に並べて差を出すと、消費税の分だけ数字がずれてしまいます。
田中貴金属も、月次・年次に税抜の数字を使う理由を「消費税率が異なる場合があるため」と説明しています。
消費税率は1989年4月から3%、1997年4月から5%、2014年4月から8%、2019年10月から10%と変わってきました。
円の価格には、為替の動きも入っています
月次の推移ページには、円の価格と並んで、ドル建ての価格と為替(T.T.S.)の月平均も載っています。
円で見た金の価格は、ドル建ての金の価格と為替の両方で動く、ということなんです。
円の推移だけで「金そのものが上がった」と決めつけず、ドル建ての欄もあわせて見ておくと理解が深まります。
小売価格と買取価格を取り違えない
月次・年次の推移は小売価格のデータです。
売る時に関係するのは買取価格なので、推移で見るのは「動いた方向と幅」にとどめておきましょう。
小売価格と買取価格の差については、販売価格と買取価格の差で詳しく計算しています。
古い時期の金貨の買取価格は、仕組みが今と違う
田中貴金属は「2019年10月1日より、金貨の買取プレミアムを廃止し、買取価格を一本化しました」と案内しています。
三菱マテリアルも同じ2019年10月1日から、再販売を前提にした金貨の買取プレミアムをやめたと告知しています。
それより前の金貨の買取価格のメモがあっても、今の価格とそのまま比べると話がかみ合わないことも。
プレミアムの話はプレミアムと買取プレミアム廃止の記事にまとめています。
- 金の価格がどの方向にどれだけ動いたか
- 1か月・1日の中の値動きの幅
- もらった頃と今の、金の量で見た値段の違い
- 今日お店で売れる金額
- 店ごとの単価や手数料の違い
- これから上がるか下がるか
自分の金貨で「買った時と今」を比べる手順
『うちの金貨は、もらった時からどれくらい変わったの?』を確かめる手順です。
- 金貨のサイズを確かめ、重さを田中貴金属の表記(1オンス31.1035gなど)で控える
- もらった年・買った年を思い出し、年次の推移ページでその年の年平均を見る
- 今年の数字は月次の推移ページで、同じ税抜の参考小売価格をそろえて見る
- どちらにも金貨の重さを掛けて、金の量で見た値段の変わり方をつかむ
- 今の売値は、売る日の「コイン価格」とお店の価格で確かめる
例えばこんな場合
2016年に1/4オンスを1枚もらった方なら、2016年の年平均4,396円/gに7.7758gを掛けて約34,182円です。
2025年の年平均17,302円/gで同じ計算をすると、約134,537円になります。
どちらも税抜の参考小売価格で出した計算値で、金貨の買取価格ではありません。
それでも「金の量で見ると、もらった頃から大きく変わった」ことはつかめますよね。
購入時の計算書が残っていれば、実際に払った金額と今の買取価格を比べられます。
その時は、買った時の価格が税込か税抜かを確かめてから比べてみてください。
- 税抜同士か、税込同士か
- 小売価格同士か、買取価格同士か
- 同じサイズの重さで計算しているか
- 公表の時刻(9:30か、その後の変更か)
推移で値動きの感覚がつかめたら、次は実際に査定してもらって、今の金額を確かめる段階です。
PR|金貨・金の買取
メイプルリーフ金貨の査定額を確かめる
1オンスから1/20オンスまで、ケースから出した金貨やペンダントに加工した金貨も査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
売る前の流れはメイプルリーフ金貨の買取ガイドで、お店ごとの価格の違いは買取価格がお店で違う理由で確かめられます。
よくある相談:「今が売り時?」と聞かれた時の考え方
推移を見たら上がっているみたいなので、もう少し待った方がいいのか迷います。
そう迷う方はとても多いです。ただ、この先の動きは誰にも分からないので、自分の事情で決めるのがおすすめですよ。
知恵袋に寄せられた相談から、推移に関わるものを3つ要約して答えますね。
「1/4オンスを田中貴金属で売るつもり。金は今後上がると思う?」
この先の金の価格は、この記事では予想しません。
代わりに、過去1か月の日次表で「今の価格が、ここ1か月の中でどのあたりか」を見てみてください。
1日や数日で数千円単位の差が出るので、売る日をいくつか候補にして公表値を見比べる方法もあります。
日次の表では、期間の中でいちばん高い日と安い日が色で分かるので、今の数字がその間のどこにあるかを見るだけでも判断の材料になります。
例えば「この1か月の真ん中くらいだな」と分かれば、急いで決める必要があるかどうかを落ち着いて考えられますよね。
お店で相談する時は、例えばこんなふうに聞いてみてください。
「今日の買取価格は何時の価格ですか。今日決めずに、また別の日に来ても大丈夫ですか」
「10年前にもらった金貨、今は売り時?」
年平均で見ると、2015年と2025年では金の価格は約3.8倍でした。
ただ、売るかどうかはお金を使う予定や、持ち続ける理由があるかで決めるのが自然です。
売り時の考え方は、自分の事情で決める売り時の記事でチェックできます。
「純金が値上がりしているけど、金貨でも資産としての価値はある?」
メイプルリーフ金貨は純度99.99%で、価格は金の価格に沿って動きます。
金の価格が上がれば、金貨の価格も同じ方向に動くと考えてよいでしょう。
インゴットと金貨では売る時の手数料や単位が違うので、その違いは金貨とインゴットの違いで確かめてみてください。
- 売る理由と、お金が必要な時期
- 過去1か月の中での今の価格の位置
- 売るお店の営業日と、価格が決まる時刻
- 売った時の利益にかかる税金の目安
よくある質問
メイプルリーフ金貨の価格推移のグラフはどこで見られますか?
田中貴金属工業の金価格の推移ページで見られます。過去1か月の日次グラフ、過去5年の月次、1973年からの年次の3種類があります。金貨は金の価格に沿って動くので、推移は金の価格で確かめるのが確かです。
10年でどれくらい変わりましたか?
田中貴金属の年次の推移(参考小売価格・税抜)では、年平均が2015年の4,564円/gから2025年の17,302円/gになり、約3.8倍です。金貨の買取価格そのものの変化ではありません。
推移の表の数字と今日の価格を比べてもいいですか?
年次・月次は税抜の参考小売価格で、日々の店頭価格は税込なので、そのまま比べると数字がずれます。比べる時は税抜同士、税込同士にそろえてみてください。
金貨の買取価格の推移だけを載せたページはありますか?
田中貴金属で長い期間をさかのぼれる推移ページは金の価格が対象で、金貨の買取価格の長い推移表は見当たりません。今日の金貨の価格は相場ページの「コイン価格」タブで確かめられます。
推移を見れば、これから上がるか分かりますか?
分かりません。推移は過去の動きで、この先の価格を示すものではありません。売るかどうかは自分の事情で決めるのがおすすめです。
まとめ
- 金貨の価格推移は、金の価格の推移で確かめるのが確か
- 推移ページは日次・月次・年次の3種類で、月次と年次は税抜
- 2015年から2025年で金の年平均は約3.8倍になった
- 1か月や数日の中でも、金貨1枚で数千円単位の差が出る
- 推移は過去の動きで、売るかどうかは自分の事情で決める







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