当サイトの記事は、王立カナダ造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業など地金商の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・金貨の価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
金の価格がニュースになるたびに、『今売ったほうがいいのか、もう少し待つべきか』と気持ちが揺れる。メイプルリーフ金貨を持っていると、そんな迷いが出てきますよね。
結論から言うと、メイプルリーフ金貨の売り時は、相場の予想ではなく自分の事情で決めるのが一番後悔しにくい方法です。この先の値動きを当てられる人はいないので、自分で決められる物差しを持っておくほうが確かなんです。
ここでは、売る日を決めるための4つの物差しと、売る当日の時刻の注意をお話しします。
10年前に会社の表彰でもらったメイプルリーフ金貨があります。今って売り時なんでしょうか?
この先上がるか下がるかは、誰にも分からないんです。だから「何のために売るか」から考えてみましょう。そのほうが、あとで迷わずに済みますよ。
「今が売り時?」に答えが出ないのはなぜ?
金の価格は、毎日動いています。田中貴金属は営業日の9:30と14:00に価格を公表していて、海外の相場や為替が大きく動いた日は、ほかの時間にも変えることがあります。
実際の動きを見てみましょう。田中貴金属が9:30に公表した金の店頭買取価格(税込・1gあたり)です。
| 公表日 | 金の店頭買取価格(9:30公表) |
|---|---|
| 2026年10月13日 | 23,130円 |
| 2026年10月14日 | 23,113円 |
| 2026年10月15日 | 22,919円 |
| 2026年10月16日 | 23,049円 |
| 2026年10月19日 | 23,131円 |
| 2026年10月20日 | 23,004円 |
10月20日は、9:30のあと17:00に22,773円へ変わっていました。1週間の中でも、上がったり下がったりをくり返しているのが分かります。
- 金の価格は日ごと、ときには1日の中でも動くので、一番高い日を狙うのは難しい
- 売り時は「お金を使う目的」「購入価格」「税金の年」「分けて売るか」で決める
- 決めた日に、その日の公表価格を見て売れば十分
例えば10月19日の9:30と10月20日の17:00では、金の買取価格に1gあたり358円の差があります。1オンス(31.1035g)なら、素材の目安で約11,135円の違いです(金地金の価格で計算した値で、金貨の買取価格そのものではありません)。
この差を毎日追いかけるのは、なかなか大変ですよね。だからこそ、値動き以外の物差しで決めるほうが気持ちが楽なんです。
売り時を決める4つの物差し
売る日を決める時は、次の4つを順番に考えてみてください。どれも、相場を当てなくても自分で答えられることです。
| 物差し | 自分に聞いてみること | 決め方の例 |
|---|---|---|
| お金を使う目的 | いつまでに、いくら必要? | 使う日の少し前に売る |
| 購入価格 | いくらで買った?今と比べて納得できる? | 計算書の金額と今の目安を比べる |
| 税金の年 | 今年ほかに売った物はある? | 同じ年に売る物の合計を考える |
| 分けて売るか | 全部売る?一部だけ? | 何枚かあるなら、一部を残す手もある |
お金を使う目的から決める
学費や引っ越し、家の修理など、使い道が決まっているなら、その日に間に合うように売るのが自然です。必要な額が分かっていれば、何枚売ればいいかも見えてきます。
目的がまだ無いなら、急いで売らなくても構いません。「使う予定ができた時に売る」と決めておくのも、立派な答えです。
購入価格と比べて決める
自分で買った金貨なら、計算書の金額と今の目安を比べてみましょう。購入した時より今の目安が高ければ、利益が出ていることになります。
もらった金貨のように購入価格が分からない場合は、この物差しは使えません。その時は、ほかの3つで考えてみてください。比べ方は昔買った金貨を売ると得か損かで詳しく見ています。
税金の年を意識して決める
国税庁は、金地金や金貨を売った時の所得は原則として譲渡所得で、利益の合計から年間50万円の特別控除を引けると案内しています。持っていた期間が5年を超えると、控除の後にさらに半分にして計算します。
この控除は、その年に売った物の利益の合計に対して使う枠です。ほかにも売る予定の物がある年は、その合計も考えておくと安心です。詳しくは売った時の税金の記事や税務署で確かめてください。
分けて売るかを決める
何枚か持っているなら、全部を一度に売る必要はありません。一部だけ売って、残りは持っておくという決め方もあります。
例えば1オンス3枚を一度に売ると、田中貴金属の2026年10月20日17:00の店頭買取価格(税込)で692,758円×3=2,078,274円です。1回の支払金額が200万円を超えるので、店から税務署に支払調書が出ます。
支払調書は、税金がかかるかどうかとは別の手続きです。分けて売っても、その年の利益の合計で税金を考えることは変わりません。調書を避けるために分ける、という考え方はしないでおきましょう。
まとめて売る時の計算はまとめて売る時の記事で詳しく見ています。
売る日を決めたら、時刻と曜日にも気をつける
売る日が決まったら、当日の時刻も少しだけ意識しておくと安心です。店によって、どの時点の価格を使うかが違うからです。
- 田中貴金属などの公表価格を、その日の9:30以降に確かめる
- 売りたいサイズの今の目安をメモする
- 店に行く時刻や、宅配の到着日を確かめる
- 査定を受け、どの時点の価格で計算したかを聞く
例えば金貨買取本舗は、宅配買取では当日16時時点の相場を使うと案内しています。大黒屋の宅配買取は、商品が届いた日の表示価格になると書いています。
また、田中貴金属は土曜日・日曜日・祝日は原則として買取をしていません。地金商で売るなら、平日に予定を組んでおきましょう。
売る日を決めたら、あとはその日の価格で売るしかないんですね。
そうなんです。決めた日の価格に納得できるかどうか、だけを考えれば大丈夫です。迷ったら、査定だけ受けて持ち帰るのもありですよ。
査定だけなら無料の店も多いので、売る日を決める前に今の金額を聞いておくのも一つの方法です。金額を知ると、売るかどうかの気持ちも固まりやすくなります。
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メイプルリーフ金貨の査定額を確かめる
1オンスから1/20オンスまで、ケースから出した金貨やペンダントに加工した金貨も査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
手数料の考え方は買取手数料の記事、当日の流れは買取の流れと必要なもので紹介しています。
よくある相談:結局、いつ売ればいい?
売り時について、よく見かける相談を3つ取り上げます。
相談1:10年前に表彰でもらった金貨、今は売り時?
もらった金貨は購入価格が無いので、「今の金額で売って納得できるか」が判断の中心になります。今の目安を出して、その金額で使いたいことがあるかを考えてみてください。
思い出の品なら、売らずに持っておくのも選択肢です。売るか残すかは、売るべきか持っておくべきかの記事で一緒に考えています。
相談2:雑誌でこれから上がると書かれていた。待つべき?
上がるという見方もあれば、そうでない見方もあります。この記事では、どちらかに賭ける考え方はおすすめしていません。
待つなら「いつまで待つか」を先に決めておくと、ずるずる迷わずに済みます。一部だけ売って残りを持っておく、という分け方も気持ちの整理に役立ちますよ。
相談3:記念にもらった小さい金貨。好きな時に売っていいと言われたけど……
学生のうちは、使う目的がはっきりするまで持っておく、という考え方もあります。急いで決めなくて大丈夫です。
売る時は、本人確認書類が必要になります。未成年のうちは手続きが変わることもあるので、売る前に家族と相談しておきましょう。
- お金を使う目的と時期を書き出した
- 購入価格が分かるか確かめた
- 今年ほかに売る予定の物を考えた
- 全部売るか一部だけかを決めた
売り方の全体は、メイプルリーフ金貨の買取ガイドで順番にまとめています。


よくある質問
メイプルリーフ金貨の売り時はいつですか?
この先の値動きは誰にも分からないので、お金を使う目的・購入価格・税金の年・分けて売るかの4つで決めるのがおすすめです。決めた日の公表価格を見て売れば十分です。
1日のうち、何時に売るのがいいですか?
田中貴金属は営業日の9:30と14:00に価格を公表しています。店によって使う時点の価格が違うので、査定の時にどの時点の価格かを聞いてみてください。
何年持っていると税金が変わりますか?
持っていた期間が5年を超えると、特別控除50万円を引いた後にさらに半分にして計算します。詳しくは税務署で確かめてください。
少しずつ分けて売ってもいいですか?
分けて売って構いません。ただ、税金はその年の利益の合計で考えるので、分けたから税金が減るとは限りません。
まとめ
- メイプルリーフ金貨の売り時は、相場の予想ではなく自分の事情で決める
- 金の価格は日ごと、1日の中でも動くので、一番高い日を狙うのは難しい
- 物差しは「お金を使う目的」「購入価格」「税金の年」「分けて売るか」
- 売る日を決めたら、その日の公表価格と店が使う時点の価格を確かめる
- 迷ったら査定だけ受けて、金額を知ってから決める







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