当サイトの記事は、王立カナダ造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業など地金商の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・金貨の価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
カエデの葉が大きく描かれた金貨を見て、『これ、どこの国のお金だろう?』と気になった方も多いはずです。
結論から言うと、メイプルリーフ金貨はカナダの金貨で、国の造幣局である王立カナダ造幣局が1979年から発行しています。
ここでは発行元と歴史を年表でたどりながら、外国の金貨でも日本で安心して売れる理由まで見ていきます。
家の棚からカエデの葉の金貨が出てきました。カナダのものだろうとは思うんですが、本当にそうですか?
カエデの葉が1枚大きく描かれていれば、カナダのメイプルリーフ金貨の可能性が高いですよ。裏面の数字も一緒に見てみましょう。
どこの国の金貨?答えはカナダです
- 発行国はカナダです
- 発行しているのは、カナダの国の造幣局「王立カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)」です
- カナダの法定通貨として発行されていて、額面もカナダドルで決まっています
田中貴金属工業の商品ページでは、カエデの葉について「カナダの国旗にも描かれている」と紹介されています。
国旗と同じ葉が描かれているので、国の金貨だとひと目で分かるデザインなんですね。
発行元の呼び方はいくつかある
造幣局の日本語名は、書く人によって少しずつ違います。
| 書いているところ | 発行元の書き方 |
|---|---|
| 王立カナダ造幣局の公式サイト(英語) | Royal Canadian Mint |
| 田中貴金属工業の商品ページ | カナダ王室造幣局 |
| 三菱マテリアルの金貨ページ | カナダ政府のメイプルリーフ金貨 |
| 大黒屋の専用ページ | 発行元:カナダ政府 |
どれも同じ造幣局を指しています。この記事では「王立カナダ造幣局」と書いていきますね。
年表で見るメイプルリーフ金貨の歩み
『昔からある金貨なの?』と聞かれることもありますよね。発行が始まってから、もう40年以上たっています。
王立カナダ造幣局の公式情報をもとに、主な出来事を並べてみます。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1979年 | 品位.999の金貨として発行が始まる |
| 1982年 | 純度99.99%になり、王立カナダ造幣局は「世界初の99.99%の地金型金貨」と紹介 |
| 2007年 | 造幣局として初めての純度99.999%の地金型金貨が出る |
| 2013年 | 裏面にレーザーで小さなカエデの葉を刻む偽造防止の工夫を導入 |
| 2014年 | この年号以降の金貨が Bullion DNA という真贋照合の対象になる |
| 2016年 | 1gの金貨を8枚つないだ「Maplegram8」に放射状の細い線が新しく入る |
| 2023年11月14日 | チャールズ3世の肖像が発表される |
| 2024年 | 地金型金貨は2024年銘からチャールズ3世の肖像を優先して使う |

発行が始まった頃の背景
王立カナダ造幣局の公式ブログによると、それまでの代表的な1オンスの地金型金貨は1970年に南アフリカが出した22金のもので、純度は91.67%でした。
メイプルリーフ金貨は1979年にその基準を超え、1982年には純度をさらに99.99%まで上げています。
純度の話は、99.99%は何金かの記事でもう少し詳しく紹介しています。
年号で分かること
年号を見ると、純度と肖像の時期の見当がつきます。
1979年から1982年の金貨は品位.999の時期なので、純度999の古い金貨の見分け方もあわせて読んでみてください。
肖像はエリザベス2世からチャールズ3世へ切り替わりました。違いはエリザベス女王とチャールズ国王の肖像で見られます。
年代と買取の関係は、年代で価値は変わるかで確かめられます。
カナダの金貨だと、何が安心なの?
外国の金貨って、日本だとあまり信用されないイメージがありました。
メイプルリーフ金貨は、国内の大手地金商が毎営業日に買取価格を出しているんです。外国の金貨でも、売り先に困ることはまずありません。
『日本で売る時、外国のものだと嫌がられないかな』と心配になりますよね。安心できる理由は、国が重さと純度を保証していることです。
三菱マテリアルは、扱っている金貨について「いずれも発行元の政府が重量と品位を保証しているもの」と説明しています。
- 王立カナダ造幣局が純度99.99%と重さを示している
- カナダの法定通貨として額面が決められている
- 2013年以降の金貨には造幣局の偽造防止の工夫がある
- 田中貴金属・三菱マテリアル・徳力本店・石福金属興業が日本で買取価格を公表している
法定通貨としての額面は、1オンスなら50ドルです。ただ、額面はお金としての数字で、金としての値段とは別に決まっています。
額面で使うと損になる理由は、通貨として使えるかの記事で計算しています。
お店では「どこの造幣局のものか」も見られている
田中貴金属工業は、持ち込まれた地金・コインを「製造ブランドや重量等を確認の上」で買取価格を決めると案内しています。
製造ブランドが無いなど、基準に満たないものは買取を断る場合があるとも書かれています。
つまり、国の造幣局が出した金貨であること自体が、日本で売る時の安心材料になっているんですね。
金貨のほかに銀やプラチナのメイプルリーフもある
王立カナダ造幣局は、銀のメイプルリーフ銀貨も出していて、2015年以降の年号の銀貨も Bullion DNA の対象です。
同じカエデの葉のデザインでも、素材が違えば値段の付き方も違います。銀やプラチナの扱いは、プラチナ・銀のメイプルリーフの記事で確かめてみてください。
知恵袋で見かける「国」にまつわる相談
国や発行元にまつわる相談も、知恵袋ではよく見かけます。3つを要約して答えていきますね。
「カナダ・オーストラリア・オーストリアの金貨、信用に差はある?」
三菱マテリアルは、カンガルー金貨・メイプルリーフ金貨・ウィーン金貨ハーモニーの3種類を同じ価格表で扱っています。どれも発行元の政府が重量と品位を保証している、という説明です。
国によって信用が大きく違う、という書き方は公式ページには見当たりません。手元の金貨がどれなのかを確かめるのが先です。
「カナダへ旅行に行くなら、現地で買った方がいい?」
この記事では、買うことを勧めるかどうかは決めません。
ただ、三菱マテリアルは、海外で買った金貨を売る時は輸入証明書などの提示が必要だと案内しています。
税関は、100万円相当額を超える現金等を持ち込む時は申告が必要と案内していますが、金貨がこれに当たるかは公式ページに明記がありません。気になる時は出発前に税関へ確かめてみてください。
詳しくは海外で買った金貨は日本で売れるかにまとめています。
「1986年と書いてある1/10オンスが家から出てきた。どこで買ったものか分からない」
1986年なら純度99.99%になってからの金貨です。
日本の地金商でも売られてきた金貨なので、国内で買ったものの可能性もあります。
三菱マテリアルは、国内で買った金貨は購入時の証憑が無いと売却を断っていますが、店によって扱いは違います。買った場所が分からない時は、書類が無くても受け付けているかを先に聞いてみてください。
外国の金貨でも、日本で売れる?
ここが大事なところです。カナダの金貨でも、日本で円に換えられます。
例えば1/10オンスなら、田中貴金属工業が2026年10月20日17:00に公表した店頭買取価格(税込)は68,767円でした。記事執筆日時点の参考値です。
金の店頭買取価格22,773円/g×3.1103gで計算すると約70,831円になります。これは金地金の価格で出した素材の目安で、金貨の買取価格そのものではありません。
- カエデの葉と裏面のサイズ表記を見て、メイプルリーフ金貨か確かめる
- 年号を見て、1979年から1982年の金貨かどうかを確かめる
- 売る日の田中貴金属の「コイン価格」で目安を見る
- 買った時の書類があるか探しておく
- 店に、今日の価格と手数料、書類が無い時の扱いを聞く

売る先は、地金商・買取店・質屋の違いや買取店の選び方で比べられます。
銀行で換えられるかが気になる方は、銀行で換金できるかの記事も読んでみてください。
国の金貨だと分かって安心できたら、あとは今の金額を確かめるだけです。
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メイプルリーフ金貨の査定額を確かめる
1オンスから1/20オンスまで、ケースから出した金貨やペンダントに加工した金貨も査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
売る前の準備から入金までは、メイプルリーフ金貨の買取ガイドで順番に見られます。
よくある質問
メイプルリーフ金貨はどこの国の金貨ですか?
カナダの金貨です。カナダの国の造幣局である王立カナダ造幣局が発行しています。
いつから発行されていますか?
1979年からです。最初は品位.999で、1982年から純度99.99%になりました。
カナダ王室造幣局と王立カナダ造幣局は違いますか?
同じ造幣局です。英語名はRoyal Canadian Mintで、日本語の書き方が違うだけです。
日本で買ったものでも、カナダの金貨ですか?
はい。日本の地金商で買ったものでも、発行しているのはカナダの王立カナダ造幣局です。
カナダの金貨は日本の銀行で円に替えられますか?
銀行での扱いは、この記事の調べた範囲では公式の案内を確認できませんでした。金としての値段で円に換えたい時は、地金商や買取店で売るのが一般的です。詳しくは銀行での換金を扱った記事も参考にしてください。
まとめ
- メイプルリーフ金貨はカナダの金貨で、王立カナダ造幣局が発行している
- 1979年に発行が始まり、1982年に純度99.99%になった
- 2013年からは偽造防止の工夫、2024年銘からはチャールズ3世の肖像
- 国が重さと純度を保証しているので、日本でも地金商が毎営業日に買取価格を出している
- 海外で買った金貨は、売る時に書類を求められることがある







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