当サイトの記事は、王立カナダ造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業など地金商の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・金貨の価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
文字盤にカエデの葉の金貨がはめ込まれた腕時計。家族の形見だったり、昔の記念品だったりして、手放し方に迷う物ですよね。
結論から言うと、メイプルリーフ金貨の時計は売れます。ただ、値段は「金貨の部分」「ケースやベルト」「時計そのもの」の3つに分けて考えると、査定の話がぐっと分かりやすくなります。
この記事では、文字盤の金貨のサイズの見当のつけ方と、どこで何を聞けばいいかをお伝えします。
父が使っていた腕時計の文字盤が、メイプルリーフ金貨になっています。もう動かないのですが、これって売れるんでしょうか?
動かない時計でも、金貨の部分には金としての値段が付く可能性があります。まずは金貨がどのサイズか、見当をつけるところから始めましょう。
コイン時計の値段は、3つの部分の合計で考える
金貨を文字盤に使った時計は、コインウォッチと呼ばれることもあります。見た目はひとつの時計でも、査定する側は部品ごとに中身を見ています。
- 金貨の部分は、金貨のサイズと状態で見られます
- ケースやベルトは、金でできているかどうかで扱いが変わります
- 時計としての価値(メーカーや動くかどうか)は、時計を扱う店でないと評価されにくい部分です
| 部分 | 何で値段が決まるか | 査定で見られやすいこと |
|---|---|---|
| 文字盤の金貨 | 金貨のサイズ(金の量)と、加工の有無 | 本物の金貨か、削ったり穴をあけたりしていないか |
| ケース・裏ぶた・ベルト | 金なのか、ほかの金属なのか | 品位の刻印があるか、重さはどれくらいか |
| 時計そのもの | メーカー、型、動くかどうか | ムーブメント(中の機械)の状態、付属品 |
『金貨が入っているなら、金貨1枚分の値段になるはず』と考えたくなりますよね。実は、そこが一番すれ違いやすいところなんです。
時計の中の金貨は、外して量らないと重さが確かめられません。だから店によっては、金貨単体と同じ物差しで見られないこともあります。
文字盤の金貨は何オンス?直径から見当をつける
メイプルリーフ金貨は、サイズごとに直径が決まっています。王立カナダ造幣局が公表している直径と、田中貴金属工業の公表価格を並べるとこうなります。
| サイズ(額面) | 直径(造幣局の公表値) | 田中貴金属の店頭買取価格(1枚・税込) |
|---|---|---|
| 1オンス(50ドル) | 30mm | 692,758円 |
| 1/2オンス(20ドル) | 25mm | 345,699円 |
| 1/4オンス(10ドル) | 20mm | 171,533円 |
| 1/10オンス(5ドル) | 16mm | 68,767円 |
| 1/20オンス(1ドル) | 14.1mm | 価格表に無し |
価格は、田中貴金属工業が2026年10月20日17:00に公表した店頭買取価格で、記事執筆日時点の参考値です。金貨単体を持ち込んだ時の価格なので、時計に入ったままの金貨にこの金額が付くという意味ではありません。
- 文字盤の金貨の見えている部分の端から端を、定規でそっと測る
- 縁が枠に隠れている時は、少し大きめに見積もる
- 表の直径に一番近いサイズをメモする
- 刻まれた額面の数字が読めれば、それもメモしておく
腕時計に使われやすいのは、文字盤に収まる小さめのサイズです。例えば測って16mm前後なら、1/10オンスかもしれない、という見当がつきます。
1/10オンスの重さは、田中貴金属の表記で3.1103gです。金地金の店頭買取価格22,773円/g(同じ公表時刻)を掛けると、22,773円/g×3.1103g=約70,831円になります。
これは金地金の価格で計算した素材の目安で、金貨の買取価格そのものではありません。時計の中の金貨が、この金額で売れるという意味でもない点に気をつけてください。

時計に入った金貨は、普通の金貨より安くなる?
ここが気になっている方も多いはずです。答えは「金貨がどんな状態で入っているか」で変わります。
時計に入れるために、金貨に何か手を加えていることもあるんですか?
物によってはあります。外から見ただけでは分からないことも多いので、店で金貨部分の状態を確かめてもらうのが確実ですよ。
金貨に手が加わっていない状態なら、外せば金貨として見てもらえる可能性があります。一方で、時計に合わせて削られていたり、穴があいていたりすると、金貨ではなく金の素材として見られることがあります。
例えばなんぼやは、金貨について「削れや折れ、損傷など状態によってはスクラップ扱いになり、買取価格に大きく影響を及ぼす可能性があります」と案内しています。
『外して金貨だけ売れば早い』と思うかもしれません。ただ、無理に外すと金貨に傷が付いたり、時計としての価値がなくなったりします。外すかどうかは、査定する店と話してから決めましょう。
加工された金貨の扱いは、穴あき・曲がり・加工したメイプルリーフ金貨の記事でも詳しく見ています。
本物かどうかが気になる時は、レプリカ・メッキ品の見分けと扱いも参考になります。文字盤用に作られた飾りのコインもあるので、「金貨の時計」と呼ばれていても中身はいろいろなんです。
よくある相談:コイン時計を売る前に気になること
金貨入りの時計について、よく見かける相談を3つ取り上げます。どれも、持ち主なら一度は考えることですよね。
相談1:時計に使われた金貨は、金の市場ではどう扱われるの?
金の値段で見る店では、金貨は「金がどれだけ入っているか」で見られます。時計に入っていると重さを量れないので、外すか、外さずに見積もるかを店が判断します。
外さずに査定する場合、金貨1枚を持ち込んだ時ほど細かい金額は出しにくいこともあります。だから「金貨部分はどう計算していますか」と聞いてみるのが近道です。
相談2:金貨入りの腕時計は、時計としての価値もあるの?
時計としての価値は、メーカーや型、動くかどうかで変わります。ここは金貨の知識ではなく、時計の知識で決まる部分です。
田中貴金属の買取サービス「RE:TANAKA」は、デザインやブランドなど「貴金属以外の価値は評価いたしません」と案内しています(2026年10月20日確認)。金だけを見る店と、時計も見る店では、見ている物が違うということですね。
相談3:1/10オンスの金貨が入った時計は、金貨の価値が下がる?
1/10オンスの金貨単体なら、田中貴金属の公表価格は68,767円です(2026年10月20日17:00公表・税込・参考値)。時計に入っていることで、この金額より下がることも、時計の評価が加わることもあります。
下がるかどうかを分けるのは、金貨そのものに手が加わっているかどうかです。手が加わっていなければ、外して金貨として見てもらえる可能性が残ります。
どの相談も、答えは「金貨の部分」と「時計の部分」を分けて聞くことにつながります。まとめて1つの金額だけを聞くと、何に値段が付いたのかが見えなくなります。
どこで見てもらう?時計として売るか、金として売るか
売る先によって、評価される部分が変わります。どちらが合うかは、時計そのものに価値がありそうかどうかで考えてみてください。
時計のメーカーはよく分かりません。どちらの店に持っていけばいいんでしょう?
迷う時は、時計と金の両方を扱う買取店で一度見てもらうと話が早いです。時計としての評価が付くかどうかも、その場で聞けますよ。
- 時計のメーカーや動作も含めて査定してもらえる
- 金のケースやベルトも重さで見てもらえる
- 外すかどうかを相談しながら進められる
- 時計としての価値は金額に入りにくい
- 時計に入ったままの金貨は受け付けないこともある
- 外した後の金貨なら、公表価格を基準に話ができる
田中貴金属は、製造ブランドや重量などを確かめて買取価格を決め、基準に満たない地金・コインは買取を断る場合があると案内しています。時計に入ったままの金貨を受け付けるかは公式に書かれていないので、持ち込む前に問い合わせておくと安心です。
ペンダントのように金貨を枠に入れた物でも、枠ごと値段を付けている例があります。買取大吉は「K24IGカナダメイプルリーフ金貨 K18枠付き 542,900 円」という買取参考価格を載せています(2026年1月29日時点・金額を保証するものではないと注記あり)。
金貨以外の金の部分も一緒に見てもらえる店なら、時計も分解せずに相談しやすいですよね。まずは査定だけ受けて、内訳を聞いてみるのがおすすめです。
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メイプルリーフ金貨の査定額を確かめる
1オンスから1/20オンスまで、ケースから出した金貨やペンダントに加工した金貨も査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
売り先ごとの違いは、メイプルリーフ金貨はどこで売る?で詳しく比べています。店を選ぶ時の目の付けどころは買取店の選び方にまとめました。

査定の時に聞いておきたいこと
金額だけを聞いて終わると、後から『あの値段は何だったんだろう』と迷いがちです。店ではこんなふうに聞いてみてください。
「金貨の部分と、時計の部分は、それぞれいくらで見ていますか」
「金貨は外して量りましたか。外さずに見積もったなら、何オンスとして計算していますか」
- 金貨の部分と時計の部分の内訳を聞く
- 金貨を何オンスとして計算したかを聞く
- ケースやベルトが金かどうか、どう判断したかを聞く
- 外す作業が必要か、外す場合は誰がやるかを確かめる
- 外した後に売るのをやめた時、元に戻せるかを確かめる
内訳が分かれば、ほかの店と比べる時も話が早くなります。同じ説明を2〜3か所で聞くと、提示額に納得できるかどうかも判断しやすいですよ。
形見の時計なら、金貨部分だけ売って時計は残す、という選び方もあります。自分の気持ちに合う形を選んでかまいません。
よくある質問
動かない金貨の時計でも買い取ってもらえますか?
金貨やケースが金なら、金としての値段が付く可能性があります。時計として動くかどうかは、時計の評価だけに関わる部分です。まずは動かないことを伝えて査定を受けてみてください。
文字盤の金貨のサイズは、外さないと分かりませんか?
直径を測れば見当はつきます。1/10オンスなら16mm、1/4オンスなら20mmが造幣局の公表値です。ただ、重さは外さないと量れないので、正確なサイズは店で確かめてもらいましょう。
金貨を外してから売った方が高くなりますか?
一概には言えません。時計に価値がある場合は、外すとその分が失われます。外すかどうかは、内訳を聞いてから決めるのがおすすめです。
時計に入った金貨が本物か心配です。
文字盤用の飾りのコインもあるので、見た目だけでは決められません。店で見てもらう時に、金貨部分を本物として扱ったかを聞いておくと安心です。
まとめ
- メイプルリーフ金貨の時計は、金貨・ケースやベルト・時計そのものの3つに分けて考える
- 文字盤の金貨は、直径(16mm、20mm、25mm、30mm)からサイズの見当がつく
- 金貨単体の公表価格は目安で、時計に入ったままの金貨にその金額が付くとは限らない
- 金貨を自分で外さず、店で内訳を聞いてから売り方を決める
- 全体の売り方はメイプルリーフ金貨の買取ガイドで確かめる







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